みちくさ |
【飯能市】
リストの3件の内、唯一予定した寺へ行ったら(電話で確認したのに)、案内してくださったのはキリーク・サ・サクの種子板碑〜〜〜ガックリ!!。
もう一個所の寺は「年1回だけの公開でその日にどうぞ!」という訳で駄目。個人宅のものは事前の連絡で「今は無い、地面にいけこんだかもしれん」との話しだった。
【狭山市】
☆天岑寺(テンシンジ)の月待板碑文明14年在銘で、小さな覆い屋の中に収められていて保存状態はいい。ただ陽がまだらに当たり写真は難しい。
☆柏原の個人宅の申待板碑は庭の一隅に立てられるが露天が気になるところ。文献に天文3年と有るが既に剥離して読めず。
☆瑞光寺さんのご住職は事前に市役所まで行って、確認してくださったが、現存しないと分かった。
【入間市】
☆西久保観音板碑はインターネットで調べて、世話人の方と連絡が取れたが、ご本尊は18年に1回しか開扉しないとの話でこれも駄目!。市教委の教示で市立博物館に拓本の軸が有るとのことで、これの特別許可を得て拝見する。
☆長徳寺 『入間市史』にある如く2基のうち1基は盗難に遭い、20センチ余りの残欠が有っただけ。バスの便が不便でやむなくタクシーを使ったが「あ〜 モッタイナイ!」という感じ。それがその日の最期だったので帰りは小一時間かかって歩く始末。貧乏書生はつらい。(もっとも以前はそれくらいは当たり前だったナ)。
資料リストには9基挙がっていたのに、結局実査できたのは三基だけで雨の降りそうな中を帰路につく。基本の埼玉県の板碑調査が昭和60年頃に公刊されてもう随分日が経ち板碑も移動や無くなるなどの変化が著しいと改めて痛感した。
拓影は長徳寺の地蔵板碑(『入間市史』には弥陀一尊図像板碑とするが、錫杖の頭らしいものが顔の左に認められる(高さ21cm)。