群馬県の石造美術(13) 伊勢崎市の板碑 |
胎蔵界大日種子(変形)板碑(明応二年)
地元では大正寺跡と呼んでいる場所で、地上高93センチ、上幅36、下幅37.5、厚さ30.5センチの頭部が三角形をした側面の厚い将棋の駒形をした安山岩製の板碑。
石面に合わせて縁取りをし(内部の幅は上で27.5、下辺で28.5センチ)1.2センチ内側を彫り窪めるが、蓮座の形が面白い。
上部に胎蔵界大日の種子・蓮座・銘文を刻む。
「敬白
アーンク(蓮座) 奉造立石仏一躰
願主道山ロロ
明応二年癸丑七月廿八日」 (1493)