福島県の来迎石仏・板碑(20) |
ここ2〜3回、入力する内に記述が消えてしまうという訳の判らない現象が続き、新しい者を紹介できずに成っている。どうも時間がかかりすぎてモタモタしたのが原因か?。
★須賀川市仁井田字阿弥陀 来迎板碑・石仏
昭和30年に舘ヶ岡・滑川と共に三井田も須賀川市に合併したが、須賀川に中心地から北西へ約6.5km離れた周辺では最も大きい集落である。関下。滑川へ通じる道を東へ、東北自動車道の手前南側の畠の中に2基の来迎石仏と板碑が立っている。
その内の右側の板碑を取り上げる。
地上高140cm、下幅78cm、厚さ18cmの頭部が三角に尖った凝灰岩製で、長方形の枠を浅く彫り沈める、その中に頭光をおった阿弥陀如来が左に寄って立ち、その膝当たりから合掌する勢至菩薩、蓮台を捧持する観音菩薩が薄く彫り出される。更にその右下には薄敷きの座の上に端座合掌する人物像を小さく彫り表す。
全体の左からに右下方への動きを示した早来迎形の三尊像に行者像を伴うもので、岩瀬郡では行者像を伴うものが4基(北の安積郡は6基)所在する。
左のものは頭部が丸くなった自然石を使い、通形の弥陀三尊像を半肉彫りするものである。